環境測定機器/生活環境製品の株式会社アイデック

株式会社アイデック

早稲田大学名誉教授 名古屋俊士様

労働安全衛生法の法律改正や粉塵測定器の研究開発に数々の実績のある早稲田大学理工学術院の名古屋教授。SKC製品を中心にポンプなどをアイデックから購入いただいています。今回は、名古屋教授にアイデックの評価をお聞きしました。(このインタビューは2014年8月に実施いたしました)

名古屋教授のご紹介

最初に、先生の自己紹介をお願いします。
早稲田大学理工学術院創造理工学部環境資源工学科の教授をしております名古屋俊士です。早稲田大学から大学院を経て研究の道に入りました。鋳物研究所の研究員として10年ほど研究をしました。その間に、研究や論文を発表していました。活動が認められたのか、昭和61年に、学科として助教授(現 准教授)として大学本部に申請をしましたら、いきなり教授として採用されました。驚きましたが、不採用よりはいいですから(笑)、お受けして現在に至ります。専門は、労働衛生工学で、特に、粉じんの測定器の開発や光触媒等を用いた化学物質の分解等の研究です。
先生の、研究内容を具体的に教えてください。
粉塵やアスベストや化学物質を取扱う作業場の作業環境管理に関連した研究をしています。研究成果は、企業と共同で測定器の開発に活かしたりしています。柴田科学さんの粉じん測定器でNWの番号がついている製品は、N(名古屋)W(早稲田)の略です。 製品開発にあたって重視していることは、現場で使えるということです。ですから、小型でコストを抑えた製品であり、誰が測定しても同じ結果が出るという安定した品質を大切にしています。 また、粉じんや化学物質等の濃度を決める管理濃度委員会や化学物質のリスク評価検討会等にも参加させてもらっています。
どのようなきっかけで粉じんの測定を研究するようになったのですか?
有害物から人を守りたいと考えたからです。私の家は父が医者で、私も医者になることも考えていました。しかし、早稲田大学に入学して、粉じんの研究に出会って考えが変わりました。医者は病気になった患者を治す仕事。私は粉じんの測定の研究をして、健康被害から人を守り、病気を未然に防ぎたいと考えたからです。 やればやるほど、粉じんは深い学問だと感じています。例えば化学物質は、一定の分析手順に従って行えば、予想した結果が得られる例が多いですが、粉塵の場合は、粒径、粒度分布、比重、組成などとひとつとして一定のパターンというものがありません。そのため、濃度を出すことは簡単でも、それをどう解釈するかにより結果がいくつもある場合もあり、私は粉じんは国語みたいで、化学物質は数学みたいと思っています。

担当者の製品知識が豊富

アイデックには、どんな発注をなさっていますか?
主に、ナイロンサイクロン等サンプラーを注文しています。先ほど申しましたように、環境の測定において、日本は米国に比べて、大気環境の測定に関しては、米国の製品が主流です。これは日本の技術の問題ではありません。米国が他国に先駆けて研究や疫学調査を行ったからです。 アイデックさんは海外製品を取り扱っているので、アイデックさんからしか購入できない製品が多く、発注をさせていただいています。
お付き合いのきっかけを教えてください。
研究をする過程で、SKCのポンプが必要になりました。SKCの製品はアイデックさんが日本の総代理店なのでお付き合いがはじまりました。
発注に際して、他社との比較はなさいましたか?
他からは購入できなかったので、比較はしていません。
仕事をしてみての感想をお聞かせください。
おつきあいが長いので、電話一本で話が通ります。後は、営業担当さんの商品知識が豊富なのがいいですね。特に、アメリカ製の製品は丁寧に使い方を教えてもらっています。 こちらのオーダーに関しても、研究の内容を聞いてくれて、「こっちの製品がいいですよ」と提案をしてもらうこともあります。他には、メンテナンスの対応がいいですね。故障が起こった時はすぐに来てくれて対応してくれます。修理費の請求についてもいろいろと相談に乗っていただいています。(笑)
アイデックの強みだと思う点をお話しいただけますか。
① 海外製品の流通ルートがある 先ほど言いましたが、IOMサンプラーの様に日本製品では対応できない製品もあります。アイデックさんは、SKCをはじめ海外製品の調達ルートを持っているので、必要な製品を入手することができます。また、最新の海外製品や業界の情報を持っているのは強いですね。私は、海外製品の調達の際にもいろいろな面で良心的な対応をしてもらっています。
② 製品の知識が豊富 小さな企業の特徴かもしれませんが、担当者さんの製品知識が豊富です。大手の場合、セールスとサービス、メンテナンスが分かれているので、何かと時間がかかる印象があります。アイデックさんは、窓口を一本化していて、こちらの問い合わせには迅速に正しい回答が返って来ます。こうした対応は、研修をしっかりとやっている証拠だと思います。※アイデックでは、海外視察を含め、最新の測定器の情報収集や社内研修に力を入れています。
③ 研究を理解した対応力 当然ながら、メーカーの都合でほしい製品の在庫がないこともあります。その場合は、レンタルをしてもらいます。レンタル品は、綺麗に管理されています。当然のことのようですが、少しでも汚れがあると、測定結果に影響があります。融通が効くということですが、こちらの研究を理解した対応をしてもらっていると感じています。

知識より知恵。だから、成果よりもプロセスを大切にする。

印象深いエピソードがありましたらお聞かせください。
ナノレベルの粒子の測定が可能なデジタル粉じん計の開発
最近では、ナノレベルの粒子の測定ができるたぶん世界最初のデジタル粉じん計(LD-5N2)を柴田科学さんと共同で開発したことです。私が大切にしていることは、現場の作業者が使いやすいこと、そして誰が測定しても同じ結果が出ることです。こうした製品を世の中に送り出すことができることが印象深いですね。
これからのビジョンをお聞かせください。
退官まであと1年ですから、人を有害物質から守るために、研究の成果を出来るだけ実用化し、何らかの形で社会に貢献できるようにしたいですね。また、私の研究が意義のあるものなら、必ず誰か引き継いでくれる人が現れると思っています。 普段から学生にも「成果よりもプロセスを大切にしよう」と言っています。大切なのは、知識ではなく知恵です。最初は知識で抜きんでることができるかもしれませんが、研究は長い道のりですから、その過程で何を考え、どう解決していくかのプロセスが知恵を育てると思っています。これからも、そうした教育方針を継続したいと思っています。
これからアイデックに期待することをお聞かせください。
化学物質のセンサーの取り扱いをしていただきたいと思います。現在、化学物質をリアルタイムに測定する機器がありません。ぜひ、取り扱っていただきたいですね。
測定装置の購入をお考えの方にアドバイスをお願いします。
どの製品を選ぶかも大切ですが、どこから購入するのかも大切だと思います。やはり、研究もビジネスも人で成り立っています。企業を選ぶ際は、最初の電話一本の対応で、その企業がわかります。最初の電話で、きちんとした社員教育がなされているかどうかははっきりとわかります。 環境測定は、人のことを考えた研究ですから、人のことを考えた企業とお付き合いをするのがよいと思います。
本日はありがとうございました。

キーワードで製品を探す

検索

お客様インタビュー